税理士:広瀬税務会計事務所(大阪府大阪市中央区)

簿記(未払金)

商売をしていくうえで、支払いを分割したり、猶予してもらう場合が多々ありますよね。
そんな取引の仕訳を考えてみましょう。ここで、「あっ、それ」って思った方はスルドイですね。
そうです、この取引は以前にも出てきたことがあるんです。
「現金・預金」の項の、振替伝票2の仕訳です。思い出しましたか?

「1,000円のスリッパを購入したが、500円しか支払っていない。」

 (消耗品費)1,000円 / (現金)500円
  / (未払金)500円

したね。そして、「この残金の未払金を、現金で支払った。」場合は?


(未払金)500円  / (現金)500円


になります。結局、現金もしっかり1,000円出て行ってますよね!

さて、みなさんの中には自動車を所有している方が、多くいらっしゃることと思いますが、支払いは分割の場合が多いですよね。その辺りを、勉強してみましょう!


「自動車を100万円で購入し、頭金50万円を現金で支払い、残金を5回払いとした。」


(車輌運搬具)1,000,000 / (現金)500,000
  / (未払金)500,000

■振替伝票 9
金  額
借  方
適  用
貸  方
金  額

1,000,000

車輌運搬具

自動車の購入

現金

500,000

   

未払金

500,000

         

となります。スリッパの例とさほど変わりはありません。
車輌100万円に対し、頭金は、その場で出て行き、残りは未払金です。
変わるのは、残金の未払金を5回に分割するということです。

仕訳は、次のようになります。

(未払金)100,000 / (現金)100,000

■振替伝票 10
金  額
借  方
適  用
貸  方
金  額

100,000

未払金

自動車
残金の支払い

現金

100,000

         
         

という仕訳を支払ったとき毎に、5回に分ければ出来上がりです!
ポイント6  未払いでも、いったん総額を計上する。

頭金を50万円支払ったからといって、

(車輌運搬具)500,000 / (現金)500,000

としてはダメなんです。この仕訳は、あくまで50万円の車をキャッシュで購入した場合の仕訳ですので注意してください。
もちろん、分割払いは自動車に限ったものではありませんので、勘定科目を変えるだけで応用が利きますよ!

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