税理士:広瀬税務会計事務所(大阪府大阪市中央区)

簿記(終わりのイメージ)

いままでの伝票を、いくつか集めてみましょう!始めは、資本金からです。
< 振替伝票 0 >は、初登場です。預金から現金を引き出した仕訳です。

■振替伝票 11
金  額
借  方
適  用
貸  方
金  額

10,000,000

普通預金

出資払い込み

資本金

10,000,000

         
         

■振替伝票 0
金  額
借  方
適  用
貸  方
金  額

1,000,000

現金

現金の引き出し

普通預金

1,000,000

         
         

■振替伝票 2
金  額
借  方
適  用
貸  方
金  額

1,000

消耗品費

スリッパ購入

現 金

500

     

未払金

500

         

■振替伝票 7
金  額
借  方
適  用
貸  方
金  額

990,000

普通預金

銀行より借入れ

長期借入金

1,000,000

10,000

支払利息

同  利息

   
         

■振替伝票 9
金  額
借  方
適  用
貸  方
金  額

1,000,000

車輌運搬具

自動車の購入

現金

500,000

   

未払金

500,000

         

■振替伝票 13
金  額
借  方
適  用
貸  方
金  額

1,000.000

売掛金

商品の売上

売上

1,000,000

         
         

■振替伝票 17
金  額
借  方
適  用
貸  方
金  額

500.000

仕入

材料の仕入れ

買掛金

500,000

         
         

■振替伝票 19

金  額
借  方
適  用
貸  方
金  額

5,000

通信費

電話代

現金

5,000

         
         

■振替伝票 21
金  額
借  方
適  用
貸  方
金  額

200,000

減価償却費

当期分の償却

車輌運搬具

200,000

         
         

これらを1年間の取引と考えてください。この取引を元に、財務諸表を作成する過程を説明していきます。まず、各勘定科目ごとに貸借を集計して、残額を求めます。

具体的に、 現金 と 買掛金 を例にとって説明してみますね。

< 現金 >

借  方

貸  方

<0>1,000,000 <2>500
<9>500,000
<19>5,000

現金勘定を貸借差引すると、1,000,000−(500+500,000+5,000)= 494,500円
借方に494,500円残ることになります。これを借方残(かりかたざん)といいます。

< 買 掛 金 >

借  方

貸  方

  <17>500,000

買掛金勘定を貸借差引すると、500,000 −0=500,000円
貸方に500,000円残ることになります。これを貸方残(かしかたざん)といいます。

同様に、他の科目についても残額を求め、集計すると次のような表を作成することができます。

現金 494,500 買掛金 500,000
普通預金 9,990,000 未払金 500,500
車輌運搬具 800,000 長期借入金 1,000,000
売掛金 1,000,000 資本金 10,000,000
    当期利益 284,000


仕入 500,000 売上 1,000,000
消耗品費 1,000    
通信費 5,000    
減価償却費 200,000    
支払利息 10,000    
当期利益 284,000    

赤色の字で書かれた科目 ・・・・・・  ”資産(しさん)” 。
青色の字で書かれた科目 ・・・・・・  ”負債(ふさい)” 。
緑色の字で書かれた科目 ・・・・・・  ”資本(しほん)” 。
オレンジ色の字で書かれた科目 ・・・ ”費用(ひよう)” 。
紫色の字で書かれた科目 ・・・・・・  ”収益(しゅうえき)” 。

といいます。そして、


紫色で表した上段の表  ・・・・・   ”貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)”。
ブルーで表した下段の表  ・・・・・  ”損益計算書(そんえきけいさんしょ)”。

といいます。

最後に、黒字の284,000が、この会社の当期利益になります。この当期利益は、次の算式から求めることができます。

貸借対照表からは、  「  当期利益 = 資産 - 負債 - 資本  」 
損益計算書からは、  「  当期利益 = 収益 - 費用   」

1年間の取引を、これらの表にまとめる作業を ”決算” というわけです。完成後、これらの表をもとにして、税金を計算するのです。税金の計算は、複雑な税法がかかわってきますので、専門家に任せたほうがいいでしょう。

最後までお読みいただき、誠に有難うございました。いかがだったでしょうか?
簿記の一連の流れが、なんとなく理解できましたか?

しかしながら、これは簿記のほんの入り口にすぎません。これから、皆さんは足りない部分を補充する必要があるわけです。ただ、きっかけとしては十分ではないかと思っております。

この簿記教室が、なんらかの形でみなさんのお役に立てたなら、この上ない喜びです。もし気に入ってもらえたら、他でも宣伝してくださいね(笑)!

 今後の展開の参考にしたいので、是非ご感想等をお寄せください!よろしくお願い致します 


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