税理士:広瀬税務会計事務所(大阪府大阪市中央区)

簿記(仕入及び経費)

仕入については、前項の売上の全く逆になり、勘定科目が

売上   →   仕入
売掛金  →   買掛金
受取手形  →  支払手形

に替わります。

「 材料を仕入れた。支払いは掛けとした。 」
(仕入)500.000   (買掛金)500.000

■振替伝票 17
金  額
借  方
適  用
貸  方
金  額

500.000

仕入

材料の仕入れ

買掛金

500,000

         
         

「 買掛金の支払いとして、手形を振り出した。」

(買掛金)500.000  (支払手形)500.000

「 手形の期日が到来し、預金から引き落とされた。」

(支払手形)500.000  (普通預金)500.000

費用は、その支出した内容によって分類します。主なものとしては、給料手当、旅費交通費、接待交際費、通信費、支払い手数料、雑費などがあります。

「 得意先まで納品に行き、電車代を支払った。 」

(旅費交通費)2,000   (現金)2,000

■振替伝票 18
金  額
借  方
適  用
貸  方
金  額

2,000

旅費交通費

電車代

現金

2,000

         
         

「 今月分の電話代を、現金で支払った。」

(通信費)5,000   (現金)5,000

■振替伝票 19
金  額
借  方
適  用
貸  方
金  額

5,000

通信費

電話代

現金

5,000

         
         

 「 ボールペンを買った。」

(事務用品費)100  (現金)100

■振替伝票 20
金  額
借  方
適  用
貸  方
金  額

100

事務用品費

ボールペン

現金

100

         
         

などなど、毎日なんらかの費用を支出していることでしょう。

ここで、特殊な費用として、”減価償却費(げんかしょうきゃくひ)”を見ていきましょう。以前、未払金のところで自動車を100万円で購入したのを思い出してください。
(車輌運搬具)1,000,000 / (現金)500,000
  / (未払金)500,000

でしたね。ここで注意してほしいのは、「 ”車輌運搬具”は”費用”ではない!」 ということです。わかりますか?確かに自動車を買ったのですが、車輌費としては間違いです。自動車という固定資産なんです。固定資産は、使用する年数に応じて費用化し、配分する必要があります。この配分する作業を減価償却というのです。わかりやすく言えば、1年間に使った分だけを費用に計上する。

「使用する年数なんか、分かる訳ないだろう!」って思いますよね。でも、この点は法律でちゃんと決まっているんです。「使用されるであろう年数」とでもいいましょうか。これを、”法定耐用年数(ほうていたいようねんすう)”といいます。

ちなみに新車の普通車の耐用年数は6年です。つまり、6で割って、6分の1だけ費用に入れるのです。ここでは、計算しやすいように、5年で計算します。実際は、もう少し細かい計算を必要としますが、考え方はこんな感じです。

「 決算処理として、当期の減価償却費を計上する。 」

(減価償却費)200,000   (車輌運搬具)200,000

■振替伝票 21
金  額
借  方
適  用
貸  方
金  額

200,000

減価償却費

当期分の償却

車輌運搬具

200,000

         
         

1年間の使用分20万円が費用になり、1年分の自動車が出て行きます(笑)。

つまり、100万円だった価値が、1年後には80万円になるわけですね(帳簿上の価値で、実際の価値ではありません)。

この減価償却は、建物や機械等を購入した場合も同様の処理をします。

↑TOPへ

/